2012年2月22日水曜日

「チェックする」とは「比較する」こと(プロローグ編)



◆チェックとは

仕事をするうえで何かと資料(ドキュメント・書類)をチェックするという機会は多いはず。
自分が作った資料を自分自身でチェックしたり、所属する組織の上長がチェックしたり。
あるいは、お客様や外注先が作った資料をチェックしたり。
そうやって何回もチェックして、より間違いのない資料を作成していく。

税理士業務でも、作成した申告書等を前年のものと比較したり、作成の基となった資料と突き合わせたり。
あるいは、何度か修正が入った場合に、修正前の資料と修正後の資料を比較して確認したり。

そもそもチェックとは、何かと何かを見比べて、合ってることを確認したり、違っている箇所を見つけたり、変化に気付いたり。
つまり「チェック」=「比較」ということかな、と。


◆従来のチェックの仕方

従来のチェックといえば紙ベース。とにかく紙。資料の殆どはPC上で作成されるものであるが、チェックの際は印刷。(モッタイナイから裏紙で)

で、紙を見ながらPC画面と見比べたり、あるいは紙を並べてチェックしたり。
机の上だけじゃスペースが足りず、膝の上に資料を乗せたりとか。

そしてチェックのお供といえば赤ペン。
ひたすら2つ以上の資料を見比べながら赤ペンで印をつけていき、ミス等があれば余白にメモをしていく。
(赤ペン先生になったような感覚は決してキライじゃなかった気がする。)

チェックはもちろん目視だ。
資料の字が小さく見辛ければルーペなどを使って拡大したり、ということもあるだろう。(私自身はそこまで経験はないが)

また、紙といえばよくあるのが、紙で手がスパっと切れたりとか。
あと紙を捲りまくっていると手の油分を紙に持っていかれて荒れる。
で、手がカサカサになって捲れなくなるので、ついついペロッと指を舐めてページを捲り、そこを目撃されてオジサン呼ばわりされたりとか。(私自身はそこまで経験はないが)

もはや忘れかけているが、自分自身の経験を振り返ってみれば、こんな感じだっただろうか・・・。


◆アナログか、デジタルか

せっかくPC上で作成した資料をなぜ印刷するのかといえば、やはりずっとディスプレイを見ることは目が疲れる、というのはあるだろう。
dpi(Dots Per Inch=解像度)的に印刷物には敵わないとか、ディスプレイのバックライトが目に良くないとか、なんかまぁ分からないけどいろいろあるのかも知れない。
あと、ディスプレイ上だけだと表示領域が狭いということはあったかも。

ただ、最近ではハード・ソフトの進化によって従来の問題点は結構クリアされてる部分が多いのではないかと思ったりする。
逆にアナログ的な方法では不可能な、デジタルならではのチェックの仕方というのもあるかな、と。
もちろんアナログが駄目でデジタルが正解とかそういうものではないけど。
例えば、手触りだとか香りの違いだとか五感をフルに働かせて作品などをチェックするような世界は別として、私自身の業務で考えればそういうアナログな部分ってあまり必要ないかなって。

そんな訳で、紙を使わない、デジタルなチェックの仕方について、その具体的な内容を今後書いていく予定。



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